天気に関する表現

◇ 天気を表す形容詞
sunny, rainy, windy, cloudy, snowy, foggy

◇ It is の後に続ければ文が作れます。
It is sunny.
It is rainy.
It is windy.
It is cloudy.
It is snowy.
It is foggy.

◇ It is a ~ day. という文も可能です。
It is a sunny day.
It is a rainy day.
It is a windy day.
It is a cloudy day.
It is a snowy day.
It is a foggy day.

◇ 場所・時は文末に加えます。
It is sunny in Tokyo today.
It is a sunny day in Tokyo today.

◇ 雨が降る(動詞を使った表現)
It rains.
It is raining.

◇ 雪が降る(動詞を使った表現)
It snows.
It is snowing.

◇ 注意
以下のようには言いいません。(参考: Basic Vocabulary 2nd P74)
It is winding / clouding / fogging / sunning.
それぞれに動詞としての使用法がないということではありません。

仮定法「~がなければ」の表現

If it were not for water, nothing could live. (関西大 <改>)
もし水がなければ,何も生きることはできない。

以下は全て「Aがなければ」を表す表現です。
(1) if it were not for A = were it not for A (仮定法過去)
(2) if it had not been for A = had it not been for A (仮定法過去完了)
(3) but for A
(4) without A

with A は「Aがあれば」を表し,ちょうど逆の表現になります。
(5) without A ⇔ with A

With a little more care, you wouldn't make such a silly mistake. (ロイヤル英文法)
もう少し注意していれば,

Without appropriate software, a computer would be a mere box. (ロイヤル英文法)
適切なソフトがなければ,

条件を表す if 節の中に will は使えるのか?【文法】

一般的に条件を表す if が導く副詞節では未来のことでも現在形を使うと言われますが,will も使うことができます。
現在形を使った場合,事実(実際)の条件を表します。
will を使った場合,予測の条件を表します。予測以外に「意思」や「丁寧」を表す場合もあります。

(1) If it rains, I will not go out.(事実条件)
この場合 rains という現在形が使われているので,実際に雨が降れば外出しないということになります。

(2) If it will rain, I will not go out.(予測条件)
この場合 will rain が使われているので,雨が降ると予測される,つまり雨が降りそうなら外出しないということになります。

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モングリフの猫スイッチステッカー

【関連参考書】
(1) 「続日本人の英語」マーク・ピーターセン著 124頁
If I am late, I will call you. (遅れてしまったら,電話する。)
If I will be late, I will call you. (遅れることになったら,電話する。)

(2) If it will rain tomorrow, we might as well cancel the match now.
Liliane Haegeman and Herman Wekker
The Syntax and Interpretation of Futurate Conditionals in English
Journal of Linguistics Vol. 20 (1984)

以下は if が導く名詞節及び副詞節の大学入試向けの図解及び解説です。

【図解】

【解説】

大学入試の典型的な文法問題に以下がある。

(1) We'll stay at home if it (     ) tomorrow.(明日雨が降れば,家にいる。)
1. rains   2. will rain

主節は We'll = We will で未来時制であるし,tomorrow もあるので,未来時制の will rain がよいだろうと思って,2 を選択すると間違いとなる。

正解は現在形の 1. rains である。
if 以降の部分(これを節という)では,未来のことでも現在形を使うというルールがあるのだ。

しかし,「if の後は現在形だ!」と単純に考えると次のような問題が出て間違える。

(2) I don't know if he (     ) tomorrow.
1. comes   2. will come

「お,今度も if に続く動詞を問う問題だ。tomorrow があるけど,未来時制の will を使ってはいけないのだった。」
このように考えて,1. comes を選ぶと間違いである。
正解は 2. will come である。

さて,なぜ (1) は rains(現在形)で (2) は will come(未来形)なのだろうか?

実は,if には2つの使い方がある。

(1) We'll stay at home if it rains tomorrow.
もし明日雨が降れ,私たちは家にいます。)
この if は副詞節で,「もし~ならば」という意味を表す。

(2) I don't know if he will come tomorrow.
(彼が明日来るかどうかわからない。)
この if 節は名詞節で,「~かどうか」という意味を表す。

つまり,副詞節の if では 未来のことに現在形を使うが,名詞節の if では普通に未来時制 will を使うということになる。

if 節が名詞節であるか副詞節であるかを判断するのは文全体の意味から総合的に判断するのが妥当であるが,以下のような動詞に続くときには,名詞節である場合が多い。
[know, wonder, be not sure, ask, doubt, see, tell] + if ...

≪まとめ≫
if が名詞節か副詞節かを見極めて,副詞節であれば will ではなく,現在形を使うということになる。

しかし,この話には続きがある。

(3) If you (    ) introduce me to Mr. White, I'll be much obliged.
1. shall   2. are   3. will   4. to
(横浜商大)

この問題の if は副詞節である。従って,will ではなくて現在形を使い,If you introduce me ... としたいが,どの選択肢を選んでもそうはならない。
正解は 3. will である。

この will は未来時制(単純未来)の will ではなく,意志を表す will なので if 節の中でも使用することができるというのが教科書的な説明である。

ここまでが受験の英文法で問われる内容である。以下は,if 節中の will についての更に詳しい説明である。発展的な内容なので受験生が知る必要はあまりない。

【発展】

本来,副詞節の if 節の中に現在形も will も両方使える。純粋な条件を表す場合には未来時制の代わりに現在形を使用する。学校や参考書では,副詞節の if 節の中では will を使わないと教えられることが多いのはこのためである。そのような説明は間違いではないし,シンプルだからわかりやすいのだが,実際には will を使用する場面がある。
では,どのような場合に will を使用するのだろうか。

大まかに言うと,if 節が「条件」を表すなら現在形を,「予測・意志・丁寧」を表す場合は will を使う。

≪まとめ≫
1. 条件 ⇒ 現在形
2. 予測,意志,丁寧 ⇒ will

これだけでは分からないので例文を見ていこう。

下記 (1) と (2) でどのような違いがあるだろうか?

(1) We'll stay at home if it rains tomorrow.
(もし明日雨が降れば,私たちは家にいます。)

(2) Take the whole of next week off, if that will help you to recover.
(もし回復に役立つなら,来週を全部休みにしてください。)

(1) は純粋な条件です。雨が降るか降らないかを条件として,もし明日雨が降ったら,家にいると言っています。
【if 節の雨が降る ⇒ 家にいる】という順番です。

(2) は予測です。来週を全部休みにした後,回復するのですから,回復するかどうかが来週を休みにする条件にはなっていません。
【休む ⇒ if 節の回復する】という順番です。

(2) の「予測」というのは未来時制 will の標準的な意味なので,結局は if 節の中でも普通に will は使用するということである。

次は「意志」の例文である。

(5) If you will smoke twenty a day, it's not surprising you have a hacking cough.
(もしあなたが1日に20本のタバコを吸うつもりなら,空咳が出ても驚きではない。)
「~するつもり」のように意志を表す場合も副詞節の if の中に will を使うことができます。教科書的にはこの用例が説明されることが多い。

(3) If you will introduce me to Mr. White, I'll be much obliged.
(ホワイトさんに紹介して頂ければ,大変ありがたいです。)
この横浜商大の例文の will は「意志」であると上述したが,「丁寧な依頼」と考えることもできる。

副詞節の if 節の中の will を「予測,意志,丁寧」の3つに区別して解説したが,この区別については BBC の Learning English (下記URL)を参考にした。なお同ページでは私が「予測」として紹介した区分は future results(未来の結果)として紹介されている。
http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/grammar/learnit/learnitv315.shtml

センター試験 英語 2018年度(30年度)

第2問

問1  Jeff didn't accept the job offer because of the (8) salary.

1. cheap
2. inexpensive
3. low
4. weak

語と語の相性(コロケーション)の問題です。
salary(給料)を修飾する形容詞は,high(高い)又は low(低い)です。

a high salary: 高給
a low salary: 低給

【正解は 3】

 

問2  Brenda went (9) to get something to drink.

1. at downstairs
2. downstairs
3. the downstairs
4. to downstairs

【go downstairs: 階下へ降りる】というフレーズを知っていれば正解にたどりつけますが,文法的に考えてみましょう。

一般的に,go とそれに続く品詞を考えると以下の2通りが考えられます。

1. go to 名詞
例:go to school, go to a park

2. go 副詞
例:go there, go home, go abroad

downstairs は名詞,形容詞,副詞として使用されます。

名詞の場合は the downstairs として,定冠詞の the を伴います。そうすると,選択肢の3番は名詞だとわかります。
名詞ならば,went to the downstairs としなければなりません。

選択肢の1番と4番は at や to の前置詞があります。go to downstairs を正解と考えるかもしれませんが,downstairs を名詞としてして使うには the がなければなりません。同様の理由で1番も駄目です。

選択肢はどれを選んでも,downstairs の後ろに名詞がありませんから,形容詞ではありません。

選択肢2番であれば,went downstairs となり,副詞として downstairs が使われることになります。これが正解です。

普段から品詞を意識していれば,このような問題にも簡単に対応できるようになります。
大量の英語に触れて感覚を作っていくのも英語上達への道ですが,時間がかかる作業です。
日本国内にいて,普通の高校生がセンター試験で高得点を取るには,やはり文法を学ぶのが近道でしょう。

【正解は 2】

英単語を覚えるコツ 品詞を意識しよう!

品詞とは,名詞,代名詞,形容詞,動詞,副詞,前置詞,接続詞,間投詞のことです。

この中で,覚える対象となる品詞は,【名詞,形容詞,動詞,副詞】の4つです。
これら4つの品詞は内容語と呼ばれ,数が多いです。単語帳などに載っているものも,ほとんどがこの4つです。

その他の品詞は機能語と呼ばれ,数は少ないです。前置詞は,at, on, in などで主なものは数十個程度です。接続詞は,that, if, when などでこちらも数十個ほどです。間投詞は,ah, oh, well などでやはり数は少なく,直感的なので覚えるのも比較的楽だと思います。代名詞は,I, he, she などです。

従って,何千個と覚えなければならない品詞は,名詞,形容詞,動詞,副詞の4つとなります。そして,この4つの品詞は,「語幹」を中心に結びついている場合が多いです。

例えば,
beauty - beautify - beautiful - beautifully
これらは,【beau = 美】を語幹としています。

語幹に続いている部分を接尾語と言いますが,【-ty = 名詞】【-fy = 動詞】【-ful = 形容詞】【fully = 副詞】であることを表しています。

つまり,「美」を意味の根幹として,
beauty(名詞)- beautify(動詞)- beautiful(形容詞)- beautifully(副詞)
となっています。

意味としては,
beauty: 美,美人
beautify: 美しくする
beautiful: 美しい
beautifully: 美しく
となります。

意味は核となる「美」だけを覚えれば十分です。後は,名詞,動詞,形容詞,副詞のそれぞれの機能を理解していれば応用がききます。

例えば,名詞であれば主語として使うことができます。

Beauty is in the eye of the beholder.
有名なことわざです。「美は見る人の目の中」が直訳です。
同じ物を見ても,美しいと思う人がいれば,そうでない人もいます。美は見る人が生じさせているのですね。

次は,動詞のbeautifyを使ってみましょう。
Love beautifies everything.
愛は全てを美しくする。あばたもえくぼですね。

She is beautiful. (形容詞を補語として使っている)
「彼女は美しい。」

She dances beautifully. (副詞を修飾語として使っている)
「彼女は美しく踊る。」

4つの品詞を意識して単語を覚えることで,自然と接尾語などにも詳しくなります。

-ty: 名詞
-fy: 動詞
-ful: 形容詞
-fully: 副詞

基礎的な単語の4品詞を例示しておきます。
それぞれどんな意味になるか,品詞を意識して考えてみてください。
・健康: health - heal - healthy - healthily
・睡眠: sleep - sleep - sleepy - sleepily

今度,単語を覚える時はぜひ意識してみてください。
英文法の理解にも役立ちますよ!

News Words: Denuclearization 【スクリプト・訳・解説】 VOA Learning English

News Words: Denuclearization

スクリプト

Welcome to the Voice of America's News Words.
On June 12, U.S President Donald Trump and North Korean leader Kim Jong-un made history on the island of Sentosa.
The meeting in Singapore was the first between a U.S. president while in office and a North Korean leader.
Both said they will work towards peace between North and South Korea and complete denuclearization of North Korea.
Denuclearization is the removal of nuclear weapons from a place, usually a country.
It includes preventing the building and possession of nuclear weapons.

内容

ニュースワード:非核化
6月12日,アメリカ大統領ドナルド・トランプと北朝鮮の指導者金正恩がセントーサ島で歴史を刻んだ。シンガポールでの会議は現職のアメリカ大統領と北朝鮮の指導者との間で初めてのものであった。両者は北朝鮮と韓国の間における平和と北朝鮮の完全な非核化に向けて取り組むことを宣言した。非核化とは,ある場所,たいていは国から核兵器を取り除くことである。非核化には,核兵器に関する建造物と核兵器の所有の阻止が含まれる。

文法

2文目:U.S President Donald Trump
こちらは,無冠詞・大文字で使われています。
例えば,ブッシュ大統領は President Bush。
無冠詞・大文字で [President + 名前] として使います。

3文目:a U.S. president
3文目の president には歴代のアメリカ大統領の一人ということで不定冠詞の a がついています。

慶應大学医学部 一般 英語 解説 2018年度 2月19日

[I] 次の英文を読んで設問に答えなさい。

Study after study shows that good social relationships are the strongest, most consistent predictor there is of a happy life, indicating that they are a necessary condition for happiness. (1) This finding cuts across race, age, gender, income, and social class so overwhelmingly that all other predictors of happiness look tiny by comparison.
Yet, while most Americans claim that achieving personal happiness is a priority for them, (2) 概して他人と実際に関わる時間をますます減らしつつある. Nearly half of all meals eaten in the US are now eaten alone. (3) Teenagers and young adults these days give less priority to just "hanging out" with their friends than any generation in recent history, replacing real-world interaction with smartphones.
And this kind of observation ( ア ) not just to young people. A recent survey by Bureau of Labor Statistics ( イ ) that the average American now ( ウ ) under four minutes a day to "hosting and attending social events," a category that ( エ ) all types of parties and other organized social occasions. That's 24 hours a year, which is barely enough time to ( オ ) to a couple of birthday parties and a Thanksgiving dinner.
According to research, we should really be aiming to spend less time alone if we want to be happy. Although most of s claim to value the time we have to ourselves, we consistently indicate in surveys that we are happier when we are around other people than when we are on our own. (4) Surprisingly, this finding is not just true of people who consider themselves outgoing, but also of those who are more inward looking.

設問

問1 下線部 (1) をThis finding の内容を明らかにして,日本語に訳しなさい。

問2 下線部 (2) を英語に訳しなさい。

問3 下線部 (3) を日本語に訳しなさい。

問4 (ア) ~ (オ) の空欄に入れるのにふさわしい動詞を選択肢から選び,正しい形に変えたものを解答欄に書きなさい。一つの動詞を複数回使ってはならない。

apply  cover  devote  follow  go  report  reveal  spend  tell  use

問5 下線部 (4) をthis finding の内容を明らかにして,日本語に訳しなさい。

問6 Do you think you spend enough time with other people? And how do you feel about the quality of that time? Would you prefer to spend more or less time socializing? Why?/Why not? Write 100 words or so in English to express your views on these questions.

【解説】
問1
下線部を訳す問題ですが,
This finding = good social relationships are the strongest, most consistent predictor there is of a happy life
なので,第一段落のほぼすべてを訳すことになります。

◇ 最初の文の最も大きな構造は S V O の第3文型です。
Study after study shows [that ... a happy life]

S: study after study
V: shows
O: [that ... a happy life]

「名詞 after 名詞」が主語になっています。
この句は反復・継続を表しています。
一度の研究だけでなく,多くの研究が that 以下を shows(示している)という意味です。意味は複数のような印象ですが,単数として扱います。

参考:
day after day: 来る日も来る日も

that が導く名詞節の中身が this finding です。
that 自体が従節ですが,更に2つの節に分かれています。

◇ that 節の中の主節: good social relationships are the strongest, most consistent predictor

S': good social relationships: 良好な社会的関係
V': are
C': the strongest, most consistent predictor: 最も強く,最も一貫した予測因子

predictor は難しい単語ですが,predict の名詞形であることから意味を推測しましょう。predict (予測する)は高校重要語ですから,知っているべき単語です。ここでは「予測因子」と訳しましたが,試験本番でこの訳語が出てこなくても大丈夫です。「予測するもの」でもよいですし,「予測要素」などとしてもよいでしょう。ここは工夫と国語力が必要ですね。

以下は Longman の定義です。

・predict: to say that something will happen, before it happens(何かが起こることを,起こる前に言うこと)

・predictor: something that shows what will happen in the future(未来に何が起こるかを示すもの)

簡単な単語と比較して意味を推測しましょう。
・collect(集める)⇒ collector(集めるもの)
・act(行動する)⇒ actor(行動するもの)
・predict(予測する)⇒ predictor(予測するもの)
ここで,「もの」は「人」又は「事物」です。

◇ that 節の中の従節
there is of a happy life
これは that が省略された関係代名詞節(形容詞節)と考えることができます。修飾されるのは predictor です。

predictor ← (that) there is a happy life

predictor that there is of a happy life: 存在する幸せな生活の予測因子

元々の文は,
There is a predictor of a happy life.
(幸せな生活の予測因子がある)

文末の indicating that they are a necessary condition for happiness(良好な社会的関係が幸せの必要条件であることを示している)は付帯状況を表す分詞構文(副詞句)です。
意味上の主語は Study after study で,they は good social relationships を受けています。

次は下線部を見ていきます。

S: This finding
V: cuts across(句動詞として扱います。)
O: race, age, gender, income, and social class
M: so overwhelmingly that ... by comparison

cut across: to affect two or more different groups (Macmillan)
(複数の異なるグループに影響を与える)

race, age, gender, income, and social class
(人種,年齢,性別,収入,社会階級)

so overwhelmingly that S V: とても圧倒的なので that 以下(so ~ that 構文)

that 以下は結果を表す副詞節
S': all other predictors of happiness(他の全ての幸福の予測因子)
V': look(~に見える)
C': tiny(ごく小さい)
M': by comparison(比較すると)

This finding cuts across race, age, gender, income, and social class so overwhelmingly that all other predictors of happiness look tiny by comparison.
(この調査結果は人種,年齢,性別,収入,社会階級を超えて圧倒的な影響があるので,幸福を予測する他の全ての要素は比較するととても小さく見える。)

「調査結果」の部分を具体的に加えれば解答が出来上がります。

単語の意味だけを追ってもよい訳はできません。
まずは,英語の構造を品詞と文型に基づいてしっかりと分析できる力を養いましょう。英語が理解できれば,後は国語力です。

問2
「概して他人と実際に関わる時間をますます減らしつつある.」を英訳する問題です。

・・・編集中・・・

物理の基本単位と組立単位

物理には色々な単位が出てきます。
整理しておくと勉強がしやすくなります。

最も基本的な単位として以下があります。

(1) 長さを表すメートル [m]
(2) 時間を表す秒 [s]
(3) 質量を表すキログラム [kg]

これらを「基本単位」と言います。

力を表すニュートン [N] や 仕事を表すジュール [J] という単位もあります。
N や J は以下のように基本単位で表すことができます。

N = kg⸱m/s2
J = N⸱m = kg⸱m2/s2

NやJのように基本単位で表せる単位のことを「組立単位」と言います。

【文法13】形容詞の役割 補語又は修飾語【品詞と文型】

文の要素 (S, V, O, C) を見つけるには,名詞,動詞,形容詞に注目します。
今回は形容詞について解説します。

形容詞は文の要素 C(補語)になることができます。
しかし,M(修飾語)として機能している場合もあります。
形容詞が「補語」なのか「修飾語」なのか見分けることは文型を決定する際に重要です。
見分け方は簡単で「形容詞の後ろに名詞があるかないか」です。

以下例文を見ていきます。

例文の happy は形容詞,cat は名詞です。

(1) The cat is happy.(その猫は幸せです。)
形容詞 happy の後ろには名詞がないので,happy は補語である。

(2) It is a happy cat.(それは幸せな猫です。)
形容詞 happy の後ろには名詞 cat があるので,happy は cat を修飾する修飾語である。

≪まとめ≫
happy - 名詞なし ⇒ C(補語)
happy - 名詞あり ⇒ M(修飾語)

形容詞の役割

【文法12】品詞と文型による英文の構造理解

品詞と文型を体系的に学ぶことで,英文の構造が見えます。

≪例文≫
For most people, their friendships are a valuable and important part of who they are.
(センター試験 2017年度 英語 第6問 第1段落 第1文 より)

 

矢印は修飾関係。赤い括弧は前置詞句。黄色い括弧は and で結ばれる言葉。

上図のように英語の構造が見えることが英語の基礎力だと思います。このような基礎力を身につけないで,単語・熟語・構文・文法に関する個々の知識を暗記しても壁にぶつかります。個々の知識を結び付けるシステムが必要です。それが品詞と文型です。

以下は図の解説です。

主語 (S) と目的語 (O) を見つけるには,前置詞のついていない名詞を探します。
「前置詞のない名詞」は文中で主語,目的語,補語のいずれかになります。
例文中では friendships と part です。

people は名詞ですが前方に前置詞 for がついているので,主語,目的語,補語にはなれません。

most は people を修飾する形容詞です。
their は人称代名詞の所有格です。所有格は形容詞として働き,後方の名詞を修飾します。

are はbe動詞の現在形で,主文の本動詞となっています。
a は part の冠詞です。冠詞は形容詞の一種で,名詞を修飾します。
valuable と important はどちらも形容詞で名詞の part を修飾しています。
and は valuable と important を対等に結んでいます。黄色の括弧で示しました。
part は前置詞のない名詞なので目的語になっています。

who they are は名詞節を形成し,前置詞 of の目的語となっています。
この who は先行詞が省略された関係代名詞として見ることができますが,疑問代名詞の who が名詞節を形成していると考えることもできます。どちらにしても名詞節を形成しています。

of who they are は前置詞句で形容詞として働き,前にある名詞の part を修飾しています。

文の骨格(文型)は SVO で第3文型です。

修飾語を省くと以下のようになります。
Friendships are a part.
(友情は一部である)