【文法8】be 動詞 文型一覧

下図は be 動詞の後ろにどのような言葉が続くのか一覧にしたものです。
be 動詞の後ろに何が続くのかは学校の授業などではあまり意識されませんが,自ら発信する場面(スピーキング,ライティング)ではとても役立ちます。
be 動詞の文型一覧

(1) God is.
これは be動詞の後ろに何も続かない形です。
この場合,is は exist (存在する)という意味を表します。

(2) Mother is at home.
be + 前置詞 + 名詞
「前置詞 + 名詞」の部分は「場所」や「状態」を表します。

(3) She is young.
be + 形容詞

(4) He is president.
be + 名詞

(5) The important thing is to have fun.
be + to do(不定詞)

(6) My hobby is collecting stamps.
be + doing(動名詞)

(7) The fact is that he knew it.
be + that + S + V
S = 主語,V = 動詞

(8) The question is what to do about the future.
be + wh + to do
wh は疑問詞等を表します。
wh = what, when, where, which, why, who, how, whether

(9) That is why I like you.
be + wh + S + V
wh は疑問詞等を表します。
wh = who, whose, whom, what, why, when, where, how, which, whether, whoever, whatever, whichever

≪まとめ≫
(2) ~ (4) は基本の形です。最初によく覚えておきましょう。

(5) ~ (9) は名詞として機能する名詞句や名詞節です。
(4) の名詞が句や節に発展したものと捉えることができます。
名詞句:to do, doing, wh + to do
名詞節:that + S + V,wh + S + V
節は主語と動詞を含む意味の塊です。

My sister takes care of our cat. の 受動態

My sister takes care of our cat.
(姉が猫を世話する)

2種類の受動態をつくることができる。
(1) Our cat is taken care of by my sister.
take care of を1つの動詞(句動詞)として考えた場合
take care of の受動態

(2) Care is taken of our cat by my sister.
takes を動詞として考えた場合
take care of の受動態

care が最初に来る場合は good care や special care などのように形容詞がつくのが普通です。

【文法7】be + that + S + V【高校生】

今回は「be + 名詞」の発展形を学びます。

The fact is that he knew it.
(実は彼はそれを知っていたのだ)

be + that 節
be + that 節

上記例文のように be動詞の後にthat 節を置くことができます。
that 節とは that he knew it の部分のことで,名詞の機能を持っています。だから例文は「be + 名詞」の形の発展版であると言えます。
he を主語 (S),knew を動詞 (V) と捉えます。
that 節 = that he knew it = that + S + V と考えて形を意識してください。

大切なのは「be + that + S + V」という形を意識することです。

《節について》
「節」とは以下2つの性質を持つ単位です。
(1) 文の一部を構成する。
(2) 「主語 + 動詞」を持つ。

誤解を恐れず簡潔に表現すると「文の中の文」と言えます。
意味のかたまりの単位には 文,節,句 がありますがこの違いについては後日説明します。

例文の単位は以下の通りです。
文:The fact is that he knew it.
節:that he knew it(he が主語,knew が動詞)

都道府県は社会科の基礎 パズルがお勧め

地理,歴史,公民など社会系科目を学ぶ時には
大まかな日本地図が頭に入っていると吸収がよいです。

地図帳を眺めて覚えてもいいのですが,都道府県のパズルを使って覚えると楽しく定着がよいと思います。

私のお勧めは通訳案内士試験の時にお世話になった
学研の「New 日本列島ジグソー」です。

お勧めのポイント
・安い。1,000円以下です。
・素材がしっかりしている。厚くて硬い。
・見て触って覚えると記憶が定着しやすい。
・カラフルで見やすい。
・県庁所在地の位置が赤丸で示されている。
・表に都道府県名,裏に県庁所在地が書いてある。
・各ピースが都道府県の形になっている。
・地域の特産物などの絵があり自然と覚えてしまう。

【文法6】be + 名詞句 (to do, doing)【高校生】

「be + 名詞」の発展として「be + 名詞句」の形があります。

「be + 名詞」の例文
I am a student.
He is a teacher.

「be + 名詞句」の例文(ロイヤル英文法より)
(1) The best thing is to telephone her.
(一番よいのは彼女に電話することです)

(2) My hobby is collecting postage stamps.
(私の趣味は切手を集めることです)

(1) では,is の後に不定詞 (to do) が続いている。
(2) では,is の後に動名詞 (doing) が続いている。

このように be動詞の後ろに to do や doing を続けることができます。この場合の to do や doing は名詞として機能しており,名詞句と呼ばれます。

「be + to do」と「be + doing」の形が可能であることを意識してください。

*上記の is collecting は進行形ではありません。

【文法5】be + 形容詞 と look, sound, smell, taste, feel【高校生】

前回まではbe動詞の3つのパターンを学びました。

今回はその中の1つ「be + 形容詞」のパターンをとれる他の動詞を見ていきます。

He is happy.(彼は幸せです)
この is を looks に変えると

He looks happy.(彼は幸せに見える)
となります。

 

更に例文を見てみましょう。

I am tired.(私は疲れている)
I look tired.(私は疲れているように見える)

「be + 形容詞」を「look + 形容詞」に変えても大丈夫ということです。
be と look は同じ文型がとれるということです。
このことを意識することが大切です。

 

look の他にも同じように使える動詞があります。
下記の例文はどれもgoodの状態であるということです。
それをどの感覚で認識しているかという違いがあります。

It is good.
It looks good.(視覚:見た感じが良い)
It sounds good.(聴覚:聞いた感じが良い)
It smells good.(嗅覚:匂いが良い)
It tastes good.(味覚:味が良い)
It feels good.(触覚:触った感じが良い)

頭の中にグループを作っておきましょう。
「be, look, sound, smell, taste, feel + 形容詞」

これらは典型的な第2文型を作っています。

【文法4】be + 前置詞 + 名詞【高校生】

何度も繰り返していますが,be動詞の後ろにくる品詞は3パターンです。

(1) be + 名詞
(2) be + 形容詞
(3) be + 前置詞 + 名詞

今回は (3) の「be + 前置詞 + 名詞」ついて見ていきます。

前置詞は at, on, in, fromなどです。
前置詞の後ろには名詞が続きます。

例文です。

Jane is at home. Her children are at school.
Your keys are on the table.
He is in bed.
I am from Japan.

例文は簡単ですが,「be + 前置詞 + 名詞」という文型を意識してください。

 

余談ですが,この文型が「第1文型」なのか「第2文型」なのかという議論があります。

ロイヤル英文法 改訂新版(2000年)では以下のような区別をしています。

Mother is in the kitchen.(母は台所にいます)35頁
SVの第1文型(又は SVA。Aは付加語)

The flat is on fire.(アパートが燃えている)29頁
SVCの第2文型

文の意味を考慮すれば上記のような文型の区別が設定できます。ある場面では有用な視点だと思います。
しかし,文意を考慮せず,形のみをみればどちらも「be + 前置詞 + 名詞」です。

【文法3】be + 形容詞【高校生】

復習ですが,be動詞の後ろにくる品詞は3つのパターンがありました。

(1) be + 名詞
(2) be + 形容詞
(3) be + 前置詞 + 名詞

今回は (2) の「be + 形容詞」ついて練習しましょう。
以下例文です。

She is happy.(彼女は幸せです。)
He is angry.(怒っている)
She is thirsty.(喉が渇いている)
He is hungry.(腹が空いている)
She is hot.(暑い)
He is cold.(寒い)
She is tired.(疲れている)
He is afraid.(恐れている)

形容詞は状態を表す言葉で,be動詞の後ろに単独で置くことができます。
今回も例文自体は簡単なものです。
やはり大切なのは「be + 形容詞」という文型を意識することです。

【文法2】be + 名詞【高校生】

前回はbe動詞の後ろにくる品詞について学びました。
3つのパターンがありましたね。

(1) be + 名詞
(2) be + 形容詞
(3) be + 前置詞 + 名詞

今回は (1) の「be + 名詞」ついて練習しましょう。
まずは,具体的に見た方がわかりやすいので,例文を並べます。職業等を表す名詞を集めてみました。

I am a student.(私は学生です。)
He is a teacher.(彼は教師です。)
She is a nurse.(看護婦)
Tom is a doctor.(医者)
Jane is a lawyer.(弁護士)
I am a mechanic.(整備士)
You are a salesclerk.(店員)
He is a hairdresser.(美容師)
She is a taxi driver.(タクシー運転手)
She is a farmer.(農家)
He is a waiter.(ウェイター)
She is a waitress.(ウェイトレス)

上記例文のam, is, areがbe動詞です。

その後にどの例文も a がありますが,これは冠詞と言って名詞とセットになっています。
a の働きについては今後別の記事で詳しく解説します。

今回は,冠詞の a が student や teacher という名詞にくっついて,ひとかたまりになっているくらいに考えてください。
a student で名詞として捉えてください。正確には名詞句と呼ぶべきですが。

英文自体は簡単なものですが,大切なのは「be + 名詞」という文型を意識することです。
これを意識するかしなかで今後の伸びが変わってきます。

【文法1】be 動詞の文型と品詞【高校生】

be動詞は第1文型(SV)または第2文型(SVC)をつくります。
be動詞の後に続く品詞によって文型を区別することができます。

第1文型

第1文型ではbe動詞が存在を表します。以下は基本の3パターンです。

(1) It is. (それが存在する。) 【何も置かない】
(2) It is here. (それはここにある。) 【副詞】
(3) It is on Earth. (それは地球にある。) 【前置詞+名詞 ⇒ 副詞として機能】

場所を表す副詞の here や on Earth は修飾語Mとして考えるので文型を構成する要素にはなりません。従って,SVの第1文型になります。

第2文型

第2文型では名詞か形容詞が続きます。名詞では同定,形容詞では性状(性質・状態)を表します。以下は基本の3パターンです。

(1) It is water. (それは水である。) 【名詞】
(2) It is important. (それは重要である。) 【形容詞】
(3) It is of importance. (それは重要である。) 【前置詞+名詞 ⇒ 形容詞として機能】

be動詞の後に置かれた名詞や形容詞は補語Cになります。of importance は形容詞の役割をしています。

一般的に「前置詞+名詞」は形容詞か副詞として機能します。形容詞か副詞か判断する場合は意味内容を考える必要があります。be動詞の後にある場合は,場所を表していれば副詞,性状を表していれば形容詞と考えます。

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